一時的な体重の減少はダイエットにはならない

コラム

一時的に痩せたことがダイエットだと思っていませんか?

ダイエットは、健康のために習慣的な運動と食事改善を目的としたものです。

ダイエットは正しいやり方を知れば大丈夫ですが、知らない限り誰もが思う永遠のテーマです。


さまざまなメディアで多くのダイエット方法が紹介されていますが、一時的にうまくいったとしてもリバウンドを繰り返して結局どのダイエット方法も上手くいかずお悩みの方も多いと思います。

今回は、正しいダイエットがどういったものなのかを理解し、どのような方法を実践すれば良いのか解説します。

ダイエットは体重を落とすことが目的ではない

ほとんどの方は、体重を落とすために厳しい食事制限やトレーニングをするものだと思っています。
しかし、本来の健康的なダイエットの意味とは全く違います。

ダイエットとは、健康的な食生活と習慣的な運動を行うことであり、一時的な体重の減少をすることではありません。
なぜこういったイメージになってしまったのかというと、テレビなどのメディアの影響です。
「2週間で5キロ痩せたダイエット方法」といったインパクトのある感じをつけることで、視聴者や読者に訴求する情報がとても多いです。

これからダイエットをされる方は、こういったメディアの誘い文句に騙されないように正しい方法をで行うことが大切です。

ダイエットと減量の違い

世間のイメージしているダイエットは減量で行っている場合が多いと解説しました。
では、実際にダイエットと減量にはどのような違いがあるのでしょう?

ダイエットは長期的に取り組むもので、減量は短期間に取り組みます。
具体的には、減量の目安は長くても2ヶ月程度です。
減量が短期間である理由は、代謝の低下を防ぐためです。
当然ながら減量をする場合は、今までの食事量よりも少なくなり、代謝も下がってしまいます。
こういった代謝の低下を防ぐためにも、減量は長期間ではなく短期間で終えることが理想です。

減量の目的は文字の通り「体重を減らすこと」、ダイエットの目的は「健康な身体」になるために食事の改善と習慣的なトレーニングを行うことです。
健康的に痩せていきたい場合には、「ダイエット」がおすすめです。


減量は、ボディビルやメンズフィジークなどのコンテスト出場する方や、どうしても体重へ減らす方が有効になります。
美しい身体になりたい、かっこいい身体になりたいという方であればダイエットだけで十分です。

ダイエットの王道の方法

一般的にいい身体を目指すことを目的とするのであれば、減量ではなくダイエットが効果的であることがおわかり頂けたと思います。
では実際に、ダイエットといってもどういった方法でおこなえば良いのでしょうか?
ここでは、ダイエットの具体的な実践方法をご紹介します。

まず食事は、PFCバランスを考えます。

PFCバランスとは、P(タンパク質)、F(脂質)、C(炭水化物)の3大栄養素のことを指しています。
この3大栄養素のバランスを適切なバランスに保つことで、ダイエットがうまく進みます。

摂取カロリーの中でタンパク質を体重×1.5g〜2.0g、脂質を体重×0.9g、炭水化物を残りのカロリーに当てるという形です。


PFCバランスの場合、最近流行っている糖質制限と違ってお米、パン、麺類などの炭水化物を摂取できます。


長期的にみても継続しやすい方法なので、健康的に進めていきたいなら最もおすすめの方法です。

1日に摂取すべきカロリーは人によって性別、体格、年齢が違うためそれぞれ違ってきます。


自分が摂取すべきカロリーを知るために、まず最初に基礎代謝を求めます。

次に、基礎代謝から活動代謝を導きます。


活動代謝は1日の活動を含めた消費カロリーを表すものです。

基礎代謝、活動代謝については、下記のサイトより調べることができます。
TDEEの計算 – 高精度計算サイト

ここで算出された活動代謝よりも多いカロリーをとらなければ、理論上ダイエットが可能です。
ただし、いきなりカロリーを下げてしまうと身体が餓死状態と判断してしまうため、筋肉が落ちる可能性が高くなります。できるだけカロリーをとりつつダイエットを進めていく必要があります。

まずは活動代謝から300kcalほど低いカロリーを基準としましょう。
その後、体重の増減に応じてカロリーの調整をしていくのがおすすめです。

運動は習慣的におこなう

ダイエットを効率的に進めていく上で運動を取り入れるのが良いです。
まずは運動を習慣化することから始めましょう。

例えば、夕方にスクワット、腕立て、腹筋、背筋を各30回をやる、寝る前にストレッチをおこなうなど少しずつでも毎日おこなうと習慣化がされやすいです。

1人で習慣化が難しい場合は、パーソナルトレーニングジムに通うことをお勧めします。トレーナーと一緒にダイエットに取り組むことで習慣化の手助けをしてくれます。

ダイエットをするときに注意すること

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